聖地 －クダコ－ 『雨、降りだした後』

11/23　月齢 2.2　太陰暦   10/03
基準港　広島　中潮
満潮　11:09(351cm)
　　　　22:39(299cm)

干潮　04:34(12cm)　
　　　　17:09(133cm)

怒和島マリンにて


前回の到着は1番最後だったので今回は一番に着きました　と言っても5分の差＾＾
前回ご一緒だった人を含め7人での釣行です

皆さんタックル他全て降ろして準備万全
しかし、予定の7時になっても船長は到着せず
ここでこんなに吹いているんだからと安易に想像でき
今日は楽しく釣行出来ない事が頭の中をよぎります

港に向かうまでに波を被るとの事で全員避難
前回も船倉に直行された、
船倉の番人さんと共にCaptain Hと3人で潜り込みました
鹿島を過ぎた辺りからか、船底を波が激しく叩き始めます
スピーカーなどが波の衝撃に耐え切れず落ちてきたとの事ですが全く気付きません
Captain Hのボートで寝なれていたので、
そんな事にも構わずいとも簡単にゼンマイが切れ誰よりも早く夢の中へ。。。
どうやら爆音を発して安眠妨害をしてたらしいです

Captain Hに起され怒和島に上陸
潮待ちの時間
船倉の番人さんは、P箱ロッド立てを利用しとても手際良くドラグ調整をされていたので
それを真似てみましたがオシアジガーNR2000Pでは、ほぼMAX状態でいい訳で｡｡｡
港から見える範囲では白波がビュンビュンと巻き起こってうねっています
船倉の番人さん曰く「・・・・・本線はこんなもんじゃない」

写真じゃとても伝えきれない｡｡｡







『総員第一種戦闘配置、対海迎撃戦用意』
今回のクダコは僕たち7人のジガーを受け付けようとはせず
返り討ちにすべく
堅固な波・風･雨の鎧を纏い堅牢に守り抜く手筈を整えた要塞と化してます
船長を筆頭に強堅な意志を持つ7人のジガー達が
波に翻弄されながらウネリを乗り越え過酷な戦場に勇敢に出撃する様を
ふと振り返れば前回は気付きもしなかった島の蜜柑が柔らかにも見守ってくれている気がしました

港を出ると想像以上に時化ていて
船が横波を受けると体感的には45度傾いてた気もします
その度に100Lクーラーが足元を狙って凶器と化し船上は大騒ぎ
されども、幸先良く5流し程度に船倉の番人さんが60cm程度のハマチをゲット！！
その後の5流し位で遂にHALにもヒット！！
底を取った後のジャーク後のフォールで喰い上げてきました
が、あえなくフックアウト｡｡｡
当分頑張っていたが、ここいらでまたゼンマイが切れ暫し休憩つか呑気に寝てました＾＾
船酔い対策で薬を飲んでいたので船酔いはしなかったのですが
呉の親方さんが心配をして声を掛けてくれ再度戦闘態勢に
船倉の番人さんは、常に強いピッチでジグを見せていましたが
この日は潮もよく効いていたので着底後湧き潮にジグを泳がし躍らせで正反対に楽を選びました
しかし、しゃくれどしゃくれどアタリは無し｡｡｡
そんな事で残念ながら時間だけが過ぎ朝の部は終了

お昼ご飯の後の雑談時に、
船長も｢流石に今日は荒れすぎ　高速艇が港に着かんのは年に1~2度位しかない｣との事でした
いやはや、自分が思っていた以上の貴重な体験をしたようです

そして午後の部へ
この日は前回の堀江塾の教えが効いたのか、根掛りをしてもフジ壷とともに無事に回収
その為か、気分良く泳がせていたら１度だけバイトらしきものがあったが追い喰いはなし
そしてこの日もノーフィシュッ｡｡｡　年内最後のクダコだったのに｡｡｡

堅忍不抜の精神で、シトシトと降り続き体力･気力をも奪い去ろうとする雨も何ともせず
谷間に潜り込んだ瞬間今にも襲い掛かろうと聳え立つ波そして加勢をする風にも怯まず
精悍に挑んだ代償はハマチ1本。　
だけど、あんた達は確かに凄かった　シャッポを脱ぎます
小松の親分さんからもきっと「表彰状、あんたはエライ!」と言って貰えるでしょう
オサーンにしか解らないですね｡｡｡

で、注目のジグロストは2本
最後の2流しに１本づつなので涙目です
釣果は、7人中1本

んで、もう１度あの状態で良くかと問われると正直考えます
でも行かなきゃ解らないので行くんでしょうが｡｡｡

最後に、操船をし送り迎えをして頂いた大石船長に心から感謝！！
今年2回の釣行は残念な結果となりましたが
来年の1/7にお伺いしますので宜しくです